ーAsia African Friendship Fundー
フィリピンの奨学金支援のプロジェクト

フィリピン奨学金支援プロジェクトへのご支援のお願い

 今回2006年6月からAAFFではアエタ族のカマチリ村で今年から入学する高校生2人の奨学金支援を始めました。3月にAAFFのスタッフが現地で優秀な成績の学生を10人選び面接を行って、高校もしくは大学を卒業してカマチリ村の発展に貢献することや親が進学に対してサポートすることなどを条件として2人を選定しました。
二人の名前はOliver君(14歳)とAnnie Mercado(13歳)さんです。これからも学生達への支援活動を継続して行っていき、支援していく学生を増やしていきたいと考えております。みなさまのご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。


Oliver君(14歳)

Annie Mercado(13歳)さん
アエタ族とは

1991年6月フィリピンのピナツボ山が、今世紀最大の火山爆発を起こしました。被災者数は100万人を優に越え、20万人近い人々が食料も飲料水も不足した避難キャンプでの不自由な生活を送りました。その様な中でもピナツボ山を神の山と畏敬し、その山麓を生活基盤としてきた先住民族のアエタ族は、民族の存亡にかかわる危機に直面しました。その数3万5000人余、そのうち死者は1千人以上となってしまいました。

 アエタ族は体格的に小柄で皮膚の色は暗褐色で深くちぢれた髪の毛を特徴としています。約2万年前に、アジアの大陸部から、フィリピンに最初にやって来た民族とされています。男性の多くは、弓矢と空気銃による狩猟や採集と焼畑に依存する伝統的な生活を山中で維持してきたおり、主食はキャッサバ、タロイモなどのイモ類とゴーヤや果物類。肥沃な土地から低地の人々によって山深く追われた歴史的な背景から不信感も根強く、低地の人々との交流を避け、教育を受ける機会も少なく、差別の対象となってきました。貧しいなりにも民族独自の言語、文化、生活習慣を維持してきたアエタ族。その悲劇は、海外へ出稼ぎにゆくしか一家のまともな生活が確保されないフィリピン人社会の厳しい現実に、生き残る術も教育もなく放り出されてしまったことにあります。 

 火山灰の残るピナツボ山麓での生活環境で村を建て直し、生活をしてきたアエタ族ですが、今も生活は厳しく、平均収入は農作物を売って月50$位で、フィリピン人の平均収入の四分の一程度。子供達も家族の農作業の手伝いをせざるをえない状況なので、高校に行けない子ども、また続けて行くことができない高校生がほとんどです。 


カマチリ村の子供たち

私達が支援をしているカマチリ村では、以前日本のNGOが3人を支援して大学まで行かせることができ、その人たちが小学校の先生になっています。しかし、その人たち以外大学まで進学できた学生はいません。村長の話では最も必要としていることが人間としての尊厳性であり、子どもの教育だそうです。先住民族アエタ族の将来に明るい希望をもたらすためにも将来性のある高校生に対して奨学金支援をし、大学まで進学させ卒業させてあげることが、カマチリ村にとってもっとも必要としている支援です。そして、その学生達が村の未来の発展に必要な人材となれるよう支援を続けていきたいと思っております。 



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